小泉内閣メールマガジン 第152号 ========================== 2004/08/26
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 夏休みを終えて
小泉純一郎です。
今週の月曜日、23日まで、都内で、たまの休みですからあれこれしよう
と思わないで、あらかじめ何の予定もたてずに、ゴロ寝しながら頭をからっ
ぽにするつもりで夏休みをとりました。
ちょうど高校野球とオリンピックの時期でしたので、休み中は、連日、時
には夜遅くまで、テレビを見ながら応援していました。
高校野球の決勝戦は打撃戦で、手に汗にぎるいい試合でした。
オリンピックの日本選手団の活躍も、素晴らしいの一語に尽きます。何度
も感動しました。あの姿を見て何度も涙しました。
柔道、水泳、体操、レスリング、そして陸上・マラソンなど、皆さんも感
動したんではないでしょうか。あと4日間、これからも日本選手の活躍に期
待し、応援したいと思います。
日本選手団の旗手をつとめた、女子レスリングの浜口京子選手。京子さん
もよく頑張ったと思いますが、お父さんの応援ぶりも力が入っていました。
試合後、「銅メダルでしたけど、私の人生の中では金メダル以上のものを
経験させていただきました。父の教えはすべて受け継いだと思います。今後
も命ある限り、家族みんなで仲良く過ごしていきたい。」と、はれ上がった
右まぶたにもかかわらず、晴れやかな表情で語った浜口選手の言葉。
そして、「銅メダルでもいいんです。うちの家族は幸せだから、いいじゃ
ない。」というお母さんの言葉。
素晴らしい家族だと感動しました。
メダルをとれなかった選手も恥じることはありません。自らの目標に向か
って、これからも頑張ってもらいたいと思います。
昨日、沖縄県の稲嶺知事にお会いして、13日に米軍の輸送用ヘリコプタ
ーが沖縄国際大学構内に墜落した事故について、意見交換しました。
幸い死傷者は出ませんでしたが、大惨事になってもおかしくなかった事故
でした。沖縄県の皆さんの憤り、心配は当然のことであり、政府はアメリカ
に対して、事故原因の調査と再発防止に全力を尽くすよう求めていきたいと
思います。
夏休みを終え、今週から、「官から民へ」の改革の本丸、郵政三事業の民
営化、そして「国から地方へ」の三位一体の改革を本格的に進めます。経済
財政諮問会議での民営化の具体案とりまとめの作業もいよいよ大詰めです。
これからが小泉内閣の構造改革の正念場。気合を入れて、難問に立ち向か
っていきたいと思います。
(以下、閣僚のメッセージは略)