パート1 日本国憲法がもたらした改革
水島朝穂:『平和主義 国際社会への「パスポート」から「国際公共財」へ』
常本照樹:『世界史的「普遍性」 非西欧的社会・日本の「立憲主義」の需要』
辻村みよ子:『国民主権 「市民社会」へ向けて展望する国民主権の現実』
パート2 日本国憲法をめぐる論点
愛敬浩二:『九条・戦争放棄 九条の改正に賛成しそうな「あなた」のために』
松井茂記:『人権・自由 「新しい人権」は本当に基本的人権か』
五十嵐敬喜:『財産権と公共の福祉 土地問題を解決する財産権を再構築するには』
植村勝慶:『象徴天皇制度 象徴天皇制度の仕組みと現実はどうなっている?』
村田尚紀:『行政権 主権者を疎外してつづく行政国家・日本』
市川正人:『法の支配と司法権 裁判所は憲法の期待に応えてきたか』
森英樹:『「憲法改正」論 戦後「改憲」論の日本的事情をどう見るか』
諸外国の憲法に学ぶ
元山健:『イギリス 人々の自己規律と"自由な広場"が支える』
糠塚康江:『フランス 揺らぐ「国民国家のための普遍主義」』
服部高広:『ドイツ 厳しい基本原理と政治的妥協のパラドクス』
大沢秀介:『アメリカ 「修正」の意味を問いつつ基本原理をつらぬく』
パート3 21世紀型憲法への模索
最上敏樹:『国際法との関係づけ 浸透し合う…国際法から憲法へ、憲法から国際法へ』
蟻川恒正:『自己決定権 自己決定権の「思想」をさぐる』
棟居快行:『「国民」の見直し 人権保障をどう定住外国人にも広げてゆくか』
紙谷雅子:『ジェンダーの視点 「私的な領域」に国家はどうかかわるか』
右崎正博:『市民参加の制度化 「説明責任」を義務付ける情報公開の制度』
古川純:『住民投票の意義づけ 住民主権のため直接民主主義を活用したい』
辻山幸宣:『自治体の位置づけ直し 「法令」「条例」という古くて新しい問題に解答を』
大津浩:『自治体外交の捉え直し 外交の国家独占は正当だろうか?』
阪本昌成:『権力分立の再位置づけ モンテスキューから普通選挙までを貫く「法の支配」』
大石眞:『自由権の捉え直し 自由権には義務も責任もともなう』
君島東彦:『安全保障の再定義 歴史は日本国憲法の方向へと向かう』
石川健治:『公共性 魅力的な「公共」を再び演じるために』
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